中・高教師用ニュースマガジンとは、授業実践・指導法・研究・研修・ワークショップなど教師に「価値ある情報」を2000年3月から配信しています。ブログ暫定版として閲覧ください。
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 日刊『中・高校教師用ニュースマガジン』(中高MM)☆第1708号☆
                  2007年1月21日:日曜日発行(不定期)
  編集・発行 梶原末廣   sukaji@po.synapse.ne.jp
  http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/sukaji/index.html
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■【新連載】「末吉(すえきち)日記」山口祐子
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【連載】

■「末吉(すえきち)日記」(1)


                   山口祐子(鹿児島県)
                   yayuyo@mocha.ocn.ne.jp  


初詣に行ってひいたおみくじが末吉だったので、今年の考現学(日々の気づきを書いて
公開)のタイトルは末吉日記。おみくじの内容は「自分の心の本来の清さを保ちなさい」
というアドバイス。むむっ!心がよどんでいたか…と見透かされたような気持ちになり、
今年の考現学のタイトルにして自分の心のありように気を向けていく年にしたいと思っ
ています。

● プロフィール
  1966年鹿児島生まれ(40歳)
大学卒業後、公立中学で6年間国語の教員。教育を本気で考え始め退職。学校以外の
教育現場を見たくて東京へ。そこでセルフラーニングを提唱する平井雷太さんと出会う。
平井さんがセルフラーニングの道具としてつくりあげたらくだ教材で学び、翌年帰鹿し
てらくだ教材を使った教室「すぺーすシーズ」をスタート。

今はプリントでつく力と、相手が言おうとしていることをわかった気にならずに問いかけ
ていく、しつこいコミュニケーションを大事にしたスペース作りを心がけている。結婚し
て11年目を迎えた夫(高校の体育教員)、飼い始めて3年目のミニチュアダックス(ノア)
が家族。


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シーズにやってくる子どもたちをみていると、子どもは実に頭がいいと思います。
親とのやりとりを聞いていると、自分に都合の悪いことは絶対に口に出さないとっさの
判断力には、本当に感動します。生きる力に満ち満ちていると思います。もちろん私と
話す時もうまいことやってるわけです。しかしその場しのぎでずっとこれを繰り返してい
ては成長がないので、そこを見逃さずにチェックを入れるのがとても大事な気がします。
言い逃れができない相手として向き合いつつ、追い込みすぎないというバランス(なん
でもバランスです)・・・・、頭を柔らかくして先を読まなくちゃ・・・・大変ですが、とっても
スリリングです。


決めるということがなかなかできずに、でもいつかできるようになりたいと願う大人であ
る私は、できずにいる子どもたちの考えることや、言いそうなこと、やりそうなことがよく
わかります。「うっしっし、そうきたか!」と思うわけです。


しかしこのところお手上げなのは、「自分がどうしたいのかわからずにいる子ども」との
向き合い方です。今できずにいることはぜんぜん問題じゃないし、いつかできるように
なればいいと思ってきましたが、できないままでもいい(またはできるようになりたいと
いう気持ちをまったく持続できないか)と思っているとしか思えない子どもがいるので
す。どう働きかけたらいいものか、もちろん他の子同様「この人は絶対できるようにな
りたいと思っている」と思い込んで対応しているわけですが、それじゃあ的外れ?と思
うことも多いです。


今日も教室にくるはずだった子が一人、冬休みの宿題が終わってなかったのを、昨夜
徹夜で仕上げて学校に行ったとかで、友だちとの約束もすっとばして爆睡してしまった
そうで、親が起こしても起きないと電話がありました。逆にお母さんにあたりちらして自
分で電話もせずにまた寝てしまったとか。こんな時、どうしてあげたらいいのか。普段
は穏やかで人当たりのいい中学生である彼も、自分をコントロールできずにいるので
しょうけれど・・・、お母さんは大変そうです。こういうことが何度かあるので、教室に来
ているときに話しもしているのですが、さっぱり入っていかないようです。


「決めたことをやりとげる」とか「約束を果たす」とか、たとえできなくてもできなかった
ことを残念と思っている場合は、その後の話し合いも意味を持ちますが、まったくなか
ったことのように平気な様子をみているとどうしたもんだか・・・と頭が痛くなります。と
りあえずそこまでの過程を確認して、一から話し合うということをしていますが、それ
も意味があるのかと考え込んでしまうこともあります。 とはいうもののめげない気力
は身についてきたと思います。これはおかげさまというべきか!?

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===編集日記===

 皆様に支えられて「日刊・中高MM」第1708号の発行です。

 同行二人という言葉があります。人はひとりが気楽であるが、案外と退屈する人と
そうでない人がいる。人はこの世に「オギャー」と生まれてくる、そしてひとりで旅立つ。
「オギャー」を喜びと解釈する人もあれば、この世は苦しいと考える人もいる。他者との
比較さえなければ、人間は楽に生きられる。様々に文明や文化の進歩発展で人間は
苦しみを背負う。人間の本来の営みに戻ることができれば、悠々自適に暮らせるが、
そうもいかないのが現代人。
 子供に対してその子の気持ちに寄り添いながら子育てをする、言うは易く行いは難し。

 以前、平井雷太の作品を連載いただきましが、そのご縁で今回山口祐子さんの作品
を配信させいただけるようになりました。どうぞよろしくお願いします。

 昨日と本日は「大学入試センター試験」です。日本の若者の将来を左右する試験。
昨日は春の気配のお天気でしたが、今日は一転して雨模様。今夜は受験生や家族の
夢を膨らませる。

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                     皆様のご意見・ご感想お待ちしています。
                     sukaji@po.synapse.ne.jp
                     梶原末廣【インターネット編集長】
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中・高校教師用ニュースマガジン 2000年3月26日創刊
  編集・発行 梶原末廣 sukaji@po.synapse.ne.jp   
    【発行部数1583名】(12/31)
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【2007/01/21 22:17】 | 教育全般
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さほど考えもせずについつい遣ってしまう言葉「一寸先は闇」。原稿依頼があったので以前の書いたものに目を通していましたら、何と表題の言葉があるではないか。思わず苦笑しました。長く生きているとこのような言葉も一度とならず二度三度、思い当たることがあるものです。

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【2007/01/14 23:45】 | 趣味
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今日で特別休暇も終わりです。正月番組は大いなる時間つぶし?! と思うこともあるが、考えようによっては生きていることも大いなる暇つぶしであろう。その番組に「明智光秀」が放映中である。織田信長&豊臣秀吉&明智光秀、それぞれに個性的な人物。見ようによって、「明智光秀」は日本人の典型ではなかろうかと思えてします。豪放磊落な織田信長、猿が狸にも化ける臨機応変な豊臣秀吉。その中で明智光秀は謹厳実直な陰気臭さを持つ。真正直に生きる人間、求道的であり真摯な生き方を求める。が、この自己というか自我に翻弄される人物が明智光秀ではなかろうかと親しみを覚えた。

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【2007/01/03 21:34】 | 趣味
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それは暮れの出来事(終業式)の一こまです。
各種表彰の後、「2学期終業式」、学校長の言葉(特に「命」の大切さを説く)で終了。恒例の生徒代表及び職員代表の言葉。次の高等部3年生の激励会があるので、今回は中等部代表と高等部代表の各1名ずつ。生徒代表は2学期を振り返り来学期の決意を述べた。司会進行の言「次に職員代表は本年度本校に来られたK先生!」(勿論、本人に事前の打診はなかったようだ)K先生は多少の驚きと戸惑いを表現しながら壇上に立った。長躯を少し縮めながらそして多少の衒いもあってか、。。。「えー、様々なスピーチは短いことを旨とすべしということらしいです。ですから、私は『昨日よりは今日そして今日よりは明日、よりよい生き方を皆さんと共にしていきたいと思います。』以上です。」と言った瞬間、K先生が担当する学年とその伝播はすべての生徒へ拍手と喝采の声が体育館中に響き渡りました」私の長い教員生活の中で久々に聞く、共感の表現でした。その場面で二度と使えない表現ですが、まさしく感動的なものでした。

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【2007/01/03 02:10】 | 趣味
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 五月に入って海の色が突然に明るくなった。群青色に近い、重たい潮の流れは小さなさざ波を起こしながら粘りけの多い油のような顔を見せていたが、このところの太陽の輝きによって、一気に乳白色に染まりながらリーフに緑色を目覚めさせているようだった。

 山村健一郎は大きく背伸びをすると鼻を押さえて息を止め、飲み込んだ息を肺の奥に押しやるように身をこごますと、目を大きく見開いて眼球だけをぐるぐると回した。吸い込んだ空気が肺からしみ出し、体中を回って、眼球の奥にまで駆けめぐり、脳の中にこれから行う挑戦の準備を指令しているように感じて、山村が海に潜るときには欠かせぬ大事な準備運動になっていた。特別な鍛錬を行っているわけではなかったが、山村の体は見るからに柔らかそうな筋肉が覆い、たくましく日焼けした皮膚はやっと温んできた海水を油紙のように見事にはじいていた。この島に来て三年の年月が、知らずのうちに山村を漁師の体に仕上げていた。

 山村は丁寧にメガネを付けると砂浜を進み、右手に散在する脳珊瑚の林に向かって泳ぎだした。この島のリーフの中で一番見晴らしの利く、きれいだがいたずら好きの小魚達の少ないエリアが、この巨大な脳珊瑚のビルディング群であった。また、出入り口に近いせいもあって、外洋からのお客さんが見渡せて、自分では数十分にも感じるこの挑戦の間には、退屈しない絶好の場所とも思っていた。

 直径が3メートルほどのこの当たりでも一番大きな脳珊瑚につくと、上の平らなテーブルに乗り、あぐらをかくとゆっくり深呼吸をして息を整える。水温は約22度、まだ少し冷たいが挑戦にはまあまあの環境になってきていた。大きく息を吸い込むと静かに海に滑り込み、3メートルほどの海底に着く。海底には2本のおもりを結んだロープが用意され、それを両膝に掛けると体の力を一気に抜く。筋肉に押さえられていた肺からし
み出た空気が体に程良く巡りだし、一つひとつの細胞から緊張感が抜けていくようであった。

 目の前は、ミルクを混ぜたような薄い緑色の海水がゆっくりと右に流れている。うねりながら続く珊瑚砂の浜の上の海水は10センチほどの往復を繰り返しながら緑色に溶け込んで、色を濃くしながら水面に近づき、アラベスク文様に織り込まれた光にその色を消している。小さなプランクトンがなすがままの様でいながらも懸命に泳ぎ、少しでも居場所を変えようともがいていて、そのわずかな濁りの動きが、海が生きている証明に
も成ろうとしている。

 この海に5分を越す潜水を行い、記録に挑戦する山村が静止すると同時に、都会の喧噪にも似た穏やかさが漂い、山村の心臓の鼓動だけが規則的なリズムを刻んで、時間を支配するもののように思えた。

 山村は半眼に構え背筋をのばすと、鼓動の音を追った。耳の中やこめかみにこだまする鼓動は、眼球を揺らし食道に響きながら規則正しく全身を覆う。この後何百回の鼓動を聞いて揚がるのか、いくつを数えるのか、リズムを取るのか、自分にはとてつもなく長いこの時間の最初に、鼓動の確かな刻みを見つけ、その中に自分の全てを沈み込ませていった。(続く)<24回連載予定>

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【2007/01/02 16:09】 | 連載
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  新年 あけましておめでとうございます。

2000年3月26日に創刊した『日刊 中・高校教師用ニュースマガジン』

  秋 1705号の発行 で休止しました。今年の春に7歳の誕生日を迎えます。

  創刊当初よりご購読の皆様、途中から読んでいただいている皆様、
 
  たくさんのメールマガジンの中から本誌をご購読いただき、感謝申し上げます。

  また、多忙な中ご執筆の労を執っていただき衷心より御礼申し上げます。 

 皆様に有益な教育情報(実践・論文等)・各種エッセイと心を込めて

  今年は月に1回程度の不定期で編集・発行していきたいと思います。

  どうぞこれまで同様、ご支援お願い致します。

  皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り致します。

                      
           梶原末廣@インターネット編集長

           2007年 元旦   

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☆今年(2007)の予定

 ・2月17日(土)「第1回風信子(ヒヤシンス)の会」
 ・3月17日(土)「第2回風信子(ヒヤシンス)の会」
 ・3月24日(土)「第3回コレギウム 言葉と音楽の共鳴」(於:薩摩金山蔵)
 ・3月25日(日)「第4回コレギウム 言葉と音楽の共鳴」(於:音楽館)

 ・4月21日(土)「第3回風信子(ヒヤシンス)の会」
 ・5月 連休中 「第8回霧島プロジェクト準備会」(1)
 ・5月19日(土)「第4回風信子(ヒヤシンス)の会」
 ・6月16日(土)「第5回風信子(ヒヤシンス)の会」
 ・6月中旬   「第8回霧島プロジェクト準備会」(2)
 ・7月初旬 「第7回霧島プロジェクト準備会」(3)
 ・8月初旬 「第7回霧島プロジェクト実行委員会」
 ・8月16-18 「第8回霧島プロジェクト」開催
 ・9月中旬 「第8回霧島プロジェクト報告会」

 ・10月中旬「第4回なびか農園詩を語るワークショップ」
・10月20日(土)「第6回風信子(ヒヤシンス)の会」
 ・11月中旬「第3回アルモニ 朗読と音楽のコラボレーション」
・11月17日(土)「第7回風信子(ヒヤシンス)の会」
 ・12月下旬 「霧プロ忘年会」

 * 「シーカヤック」・「蒲生茶廊ZENZAI」・「ジミー入枝とキングタウンズ」・「ありましの」・「川原純情小学校」etcと、思いつくまま記しました。

 今年も楽しく学びかつ遊ぶ1年にしたいと思います。 

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【2007/01/01 00:21】 | 連載
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